こよみと行事|-10月- 神無月 Kannaduki

神無月(かんなづき)は、旧暦で10月のこと。「かみなづき」「かむなづき」とも言います。でも、出雲の国(島根県)では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」(かみありつき)と逆の意味で呼ばれています。

秋の二十四節気 秋分 の圓應寺の行事

秋の七草

秋の七草は、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌にちなんでいます。

秋の野に 咲たる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (万葉集)

萩の花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなえし) また藤袴 朝顔の花 (万葉集)

秋の七草は、ススキ(尾花)・クズ(葛花)・ナデシコ(瞿麦)・オミナエシ(姫部志)・フジバカマ(藤袴)とキキョウ(桔梗)です。

歌の中にある「朝顔の花」は、朝顔・昼顔・ムクゲ・桔梗など諸説ありますが桔梗が有力とされています。秋の七草は、春の七草のように粥にして食べたり、というようなことはとくにありません。

平安時代貴族は、秋の七草が咲いていた花野(はなの)を歩きながら歌を詠むという風流な遊びをしていました。花野に咲く秋の七草を月の光で愛でていたのでしょうか。ロマンチックですねえ…!

野に咲く花なので、お花屋さんで購入するのは難しいかもしれないですが、ススキと桔梗だけでも十分秋らしいですし、重陽の節句から飾っている菊と合わせてもよいと思います。

ススキ(尾花)

イネ科の多年草で草丈は1~2mになります。集落付近や畔などによく茂っていたため茅葺屋根(かやぶきやね)の材料として使われることもあったようです。

クズ(葛花)

マメ科に分類される大型の蔓性植物です。葛の根から取り出したデンプンは葛粉と呼ばれ、葛餅や葛切りの原材料として使われてきました。

ナデシコ(瞿麦・撫子)

ナデシコ科の多年草で、山などでよく見られます。江戸時代ではナデシコを交配させたり、自然交配によって生まれたナデシコを観賞していました。

オミナエシ(姫部志・女郎花)

オミナエシ科の多年草で、草丈が60~100cm程になります。8~10月頃に黄色い綺麗な花を咲かせる美花種です。

フジバカマ(藤袴)

キク科の多年草で、8~9月頃に白い花を咲かせます。当時は当たり前のように生えていたそうですが、現在では数が減り、絶滅危惧種にまで指定されています。

キキョウ(桔梗)

キキョウ科に属する多年草で、草丈が40~100cm程になります。花がとても美しく、鉢に植えられた状態で販売されていることもあります。

ハギ(萩)

マメ科ハギ属の総称で、何種類もあります。すべすべした丸い葉がたくさんつき、垂れ下がり、白やピンクの小さな花が可憐です。大株になるとかなりの迫力があります。

春の七草はこちらから
10月 1日 日 圓應寺寺子屋 【お香教室】 15 時~

・水始涸(みずはじめてかるる)10月3日頃
田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃。井戸の水が枯れ始める頃との説も。

10月 5日 木 立雲忌
歴史|頭山 満 翁 HISTORY
頭山満は国士無双といわれ、昭和の巨人とよばれた国家主義の第一人者。玄洋社の総帥として多くの思想の柱となりました。アジア各地の独立運動を支えたことでも知られています。1855年4月12日筑前国早良郡西新町の福岡藩士筒井亀策の三男として生まれま

秋の二十四節気 寒露 の圓應寺の行事

草木に冷たい露が降りる頃という意味です。秋の長雨が終わり、ぐっと秋が深まります。稲刈りが終わるころで、その他の農作物の収穫もたけなわとなります。また、北の方から紅葉の便りが届きはじめます。

・鴻雁来(こうがんきたる)10月8日頃
雁が渡ってくる頃。清明の時期に北へ帰っていった雁たちが、再びやってきます。

10月 8日 日 15:00~ ペット供養・動物慰霊大祭2023
ペット供養・動物慰霊大祭2023
ワンヘルスを意識した生活様式に突入し、少子高齢化の日本で特にペットは今や大切な我が子。命の重さは同じだと阿弥陀さまはお説きくださる。愛別離苦の別れが来た時、できる限り丁寧に送ってあげましょう。圓應寺はそのできる限りをお手伝いさせていただきま...
寺できちんと行う【圓應寺ペット供養】
お寺できちんとおこなう圓應寺(円応寺)-福岡のペット供養についてのご案内です。圓應寺副住職三木英信は、ペットは家族の一員という認識が大切なことだと考えてます。
10月8日 日 18:00 ~動の瞑想(meditation)~圓應寺 礼拝行 『つきかげ』
~動の瞑想(meditation)~圓應寺 礼拝行 『つきかげ』 2023.10
最高の敬意を払うインドの礼法で、チベットを筆頭に世界の仏教修行では一番メジャーであり、そして日本にも伝わり、脈々と今も存在します。 坐禅・瞑想では意(心)が中心となりますが、礼拝行は身口意の全てをバランスよく使うので、全てを投げ捨て大地にひ...
10月10日 火 13:00 ~響の瞑想(meditation)~圓應寺 読誦行
~響の瞑想(meditation)~圓應寺 読誦行 2023.10
【響の瞑想】あの世とこの世が結びつき、その功徳を分かち合い、大切な方と思いを共有できるのが読経。経は僧侶だけのものではなく、どなたがとなえてもよいものです。修行での読経の際に重要なのは、息継ぎのタイミング。お経が途切れてしまわぬよう、人と違...
10月11日 水 14:00 ~武の瞑想(meditation)~ 拳禅一如
~武の瞑想(meditation)〜 拳禅一如 2023.10/11.25
圓應寺の護身術はいっさい武器を持たず、空手の形から全身のあらゆる部位を使ってあなたの身を守る動きを学びます。そして心の余裕がもてるようになります。身を護ることは、心を護ること。弱き存在が苦しむ現代だからこそ、武術初心者の方にぜひ体験、修行し...

・菊花開(きくのはなひらく)10月13日頃
菊の花が咲き始める頃。旧暦では重陽の節供の時期で、菊で長寿を祈願しました。

10月 14日 土 11:00 弁財天月法要 
10月15日 日 9:30 〜淨の瞑想(meditation)〜 ココロを磨く、整える 作務
〜淨の瞑想(meditation)〜 ココロを磨く、整える 作務 2023.10
場を浄め、自分と向かい合い、そして自己肯定感をみにつける。圓應寺副住職三木英信と共に修行に励むその基本は淨の瞑想です。そして脳に対する良い効果が期待できます。それは、人間が一度に発揮することのできる注意力には限りがあることが分かっており、こ...

・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)10月18日頃
戸口で秋の虫が鳴く頃。昔は「こおろぎ」を「きりぎりす」と呼びました。

秋の二十四節気 霜降 の圓應寺の行事

早朝に霜が降りはじめる頃という意味です。晩秋を迎え、北の方では朝霜が降り、山々は紅葉に染まります。

・霜始降花(しもはじめてふる)10月23日頃
山里に霜が降り始める頃。草木や作物を枯らす霜を警戒する時期です。

10月25日 水 14:00 ~武の瞑想(meditation)~ 拳禅一如
~武の瞑想(meditation)〜 拳禅一如 2023.10/11.25
圓應寺の護身術はいっさい武器を持たず、空手の形から全身のあらゆる部位を使ってあなたの身を守る動きを学びます。そして心の余裕がもてるようになります。身を護ることは、心を護ること。弱き存在が苦しむ現代だからこそ、武術初心者の方にぜひ体験、修行し...
10月 27日 十三夜

旧暦9月13日の夜に十三夜というお月見があります。

2023年の十三夜は10月27日です。

この十三夜は、十五夜とセットでお祝いすることが良しとされており、どちらか片方しかお祝いしないと「片月見」などとして忌むこととされていました。

十五夜は中国をはじめとする台湾や韓国などでも見られますが、この十三夜は日本だけのものなんだとか。十三夜の別名は「栗名月」「豆名月」で、こちらは栗や枝豆が旬のため、お供物にされるからなんですね。

ちなみに、十三夜のお月見を最初に行ったのは平安時代の後醍醐天皇だという説があります。

・霎時施(こさめときどきふる)10月28日頃
ときどき小雨が降る頃。「霎」をしぐれと読むことも。ひと雨ごとに気温が下がります。

10月29日 日 17:30~ 圓應寺 写経・写佛体験
圓應寺 写経・写佛体験 2023.10
月末の日曜日のよき時間。黒田官兵衛公正室菩提寺である浄土宗照福山顕光院圓應寺本堂、暗闇道場での燈明写経・写佛体験です。香の香りと燈明の光、一筆一筆に仏を感じ、自分の中にある仏様と向かい合う時間です。初めての方も圓應寺副住職三木英信がわかりや...
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