こよみと行事と景色 -年々歳々季節礼讃-

※二十四節気により、春夏秋冬をカテゴリ別しています

春 Spring こよみと行事 | 2月~4月

こよみと行事|-2月- 如月 kisaragi

こよみと行事|-2月- 如月 kisaragi

如月は「きさらぎ」と読みます。中国でも2月の異称に「如月」が使われており、その漢字をあてた説がありますが中国では如月を「にょげつ」と読むので、日本の「きさらぎ」とは読み方が異なるため「如月」の意味や由来には諸説あります。 もっとも有力な説は、「衣更着(きさらぎ)」が転じた説です。衣更着には、厳しい寒さに備え重ね着をする季節(衣を更に重ねる)という意味があります。 ほかにも、陽気が更に来る月だから「…

こよみと行事|-3月- 弥生 yayoi

こよみと行事|-3月- 弥生 yayoi

弥生の由来は、草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力です。つまり弥生の「弥」はいよいよ・ますます、「生」は草木が芽吹くことを意味しています。草木がだんだんと芽吹く時期をさす言葉なのです。 春の二十四節気   雨水 の圓應寺の行事 ・草木萌動(そうもくめばえいずる)2月28日頃 草木が芽吹き始める頃。草の芽が萌え出すことを「草萌え」…

こよみと行事|-4月- 卯月 uduki

こよみと行事|-4月- 卯月   uduki

卯月の由来は、卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したものというのが定説となっています。 他説には、十二支の4番目が卯であることから「卯月」とする説や、稲の苗を植える月であるから「種月(うづき)」「植月(うゑつき)」「田植苗月(たうなへづき)」「苗植月(なへうゑづき)」であるとする説などもあります。 また卯月の「う」は「初」「産」を意味する「う」とも言い、年の循環のはじめに北方へ帰る渡り…

季節の風景 春のうつろい

季節の風景 春のうつろい

<撮影者:圓應寺 副住職 三木英信>  如月の境内 弥生の境内

夏 Summer こよみと行事 | 5月~7月

こよみと行事|-5月- 皐月 satuki

こよみと行事|-5月- 皐月   satuki

早苗を植える「早苗月(さなえづき)」が略されて「さつき」となり、後に「皐月」の字があてられました。「皐」という字には水田という意味があります。また、「サ」という言葉自体に田植えの意味があるので、「さつき」だけで「田植の月」になるとする説もあります。 「菖蒲月(あやめづき)」の別名もあります。 春の二十四節気   穀雨 の圓應寺の行事 ・牡丹華(ぼたんはなさく)4月30日頃牡丹が大きな花を咲かせる頃…

こよみと行事|-6月- 水無月 minaduki

こよみと行事|-6月- 水無月   minaduki

水無月の「無」は、神無月の「な」と同じく「の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味です。つまり元々は「水月」だったのですが梅雨で雨が沢山降るため。雨に対するあまりの恐怖に、「水月」と書かず、言霊信仰として「水無月」と書き、出来るだけ梅雨が短くなるようにと願ったわけです。 また陰暦六月は田に水を引く月であることから、水無月と言われるようになったとも言われています。 一説には旧暦の六月は梅雨…

こよみと行事|-7月- 文月  Fumiduki

こよみと行事|-7月- 文月  Fumiduki

文月は「ふづき、ふみづき」と読み、その意味・由来・語源には諸説あります。なかでも、「文被月(ふみひろげづき、ふみひらきづき)」が略されて「文月」に転じたという説は有力です。 この文被月とは、書道の上達を祈って、短冊に歌や願い事などを書く、七夕の行事にちなんだ呼び方だといわれています。奈良時代に中国から伝わった七夕といわれてますが、古来日本にも起源があるのかもしれません。宗像大島には「天の川」があり…

秋 Autumn こよみと行事 | 8月~10月

こよみと行事|-8月- 葉月  Hazuki

こよみと行事|-8月- 葉月  Hazuki

葉の落ちる月「葉落月(はおちづき)」が転じて「葉月」というようになりました。現代の感覚では葉が生い茂る様子を思い浮かべますが、旧暦では7月から秋となるため、秋真っ盛りだったのです。 夏の二十四節気 大暑の圓應寺の行事 大暑は一年でも最も暑さが厳しい時期を意味します。圓應寺では、8月1日から8月15日までの期間、地獄極楽絵図を本堂に掛けまして、ご参詣の皆さまに拝観できるようにいたしております。この地…

こよみと行事|-9月- 長月  Nagatuki

こよみと行事|-9月- 長月  Nagatuki

長月の由来は、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力だそうです。 まさに「秋の夜長」がはじまりますね。他に、「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」となったという説、「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説もあります。 いにしえより主食をご飯にしている私たちの生活が「稲」という文字に垣間見ることができます。 秋の二十四節気 処暑の圓應寺の行事 二十四節気の…

こよみと行事|-10月- 神無月  Kannaduki

こよみと行事|-10月- 神無月  Kannaduki

神無月(かんなづき)は、旧暦で10月のこと。「かみなづき」「かむなづき」とも言います。でも、出雲の国(島根県)では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」(かみありつき)と逆の意味で呼ばれています。 秋の二十四節気 秋分 の圓應寺の行事 10月1日 中秋の名月(十五夜) 中秋(ちゅうしゅう)の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をするならわしです。 昔の日本では月の満ち欠けと太陽の動きを基に作…

冬 Winter こよみと行事 | 11月~1月

こよみと行事|-11月- 霜月 Simotuki

こよみと行事|-11月- 霜月  Simotuki

霜月は、「霜降り月・霜降月(しもふりつき)」の略とする説が有力ですが、十は満ちた数で一区切りなので上月になり、それに対して下月とする説や、「神無月」を「上な月」と考えて「下な月」とする説など、上下の「下」とみる説もあります。 秋の二十四節気 霜降 の圓應寺の行事 早朝に霜が降りはじめる頃という意味です。晩秋を迎え、北の方では朝霜が降り、山々は紅葉に染まります。 ・楓蔦黄(もみじつたきばむ)11月2…

こよみと行事|-12月- 師走  Siwasu

こよみと行事|-12月- 師走  Siwasu

師走の主な語源説として、師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」が一般的です。 この説は、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に、「しはす」の注として説明されています。 ほかにも、年が果てる(終わる)という意味の「年果つ(としはつ)」が「しはす」に変化したという説もあり、万葉集のころから「シハス」と呼ばれていたとの説もあります。 四季の果てる月を意味する…

こよみと行事|-1月- 睦月  Mutuki

こよみと行事|-1月- 睦月  Mutuki

一月の旧い呼び方は、睦月(むつき)。睦月という名は、親族一同が集まって宴をするという意味の「睦び月(むつびつき)」が最も有力な由来だといいます。ことはじめの月に特別に仲がよいことを表す“睦まじい”という文字を使うのは、“和”や“輪”を大切にする日本人の心の表れです。 睦び月とは、仲良くすること・仲睦まじいこと・互いに親しみ合うなどの意味を持つ「睦び合い」の宴は、お正月に家族や親族が集まるということ…

季節の風景 冬のうつろい

季節の風景 冬のうつろい

<撮影者:圓應寺 副住職 三木英信> 睦月の境内

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